神棚
「森で暮らす家」のためにデザインした神棚です。
現代の住空間に自然と馴染む、簡潔な佇まいの神棚を求め、独自にデザインしました。三社宮形式を採用し、神宮大麻を三札お祀りすることができます。全体の奥行きは165mmと薄く、壁面にすっきりと納まります。
素材には欅の無垢材を用い、指物の技法によって、金物を使わずに組み上げています。指物は、接合部を解いて再び組み直すことができる伝統技法です。適切に手入れや修繕を重ねることで、世代を超えて使い続けることができます。
製作を手がけるのは、指物師の益田氏。木の性質を見極めながら、一つひとつの部材を精緻に加工し、繊細な手仕事によって仕上げます。
神棚にお祀りする祭器具も、神棚の佇まいに合わせてデザインしています。益子焼の作家が丁寧に仕上げた器を、銅を削り出したプレートの上に配し、祭器具としての品格を与えています。そのプレートを支えるのは、琉球砂岩を削り出した台。榊立てにも銅を用い、磨き上げることで素材の美しさを引き出しました。
木、土、銅、石。それぞれの素材と手仕事が響き合い、日々の暮らしのなかに静かに祈りの場をつくり出します。
素材と仕上がりについて
銅製の部材は、ご希望に応じてクリア塗装を施すことができます。無塗装の場合、空気や水分との反応によって酸化が進み、部分的に緑青が生じることがあります。素材の変化を味わいとしてお楽しみいただく場合は、無塗装をご指定ください。
また、銅の加工工程では、細かな傷が生じる場合があります。祭器具の焼き物についても、一つひとつ手仕事で製作するため、形状や色合い、釉薬の表情などに個体差があります。
素材や製作工程に由来する、それぞれ異なる表情としてご理解いただき、手仕事ならではの風合いをお楽しみいただければ幸いです。
本製品は、ご注文をいただいてから製作いたします。価格や納期につきましては、個別にお問い合わせください。



